最近では韓国映画がなにかと注目を浴びています。
2020 年アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』も人気があり、たくさんの方が鑑賞していますね。
「舟を編む」の石井裕也監督が、韓国人スタッフ&キャストとともにオール韓国ロケで撮った映画の全国公開が決定しました。映画「アジアの天使」について紹介いたします。
目次
アジアの天使とは
2019 年のアジア・フィルム・アワードではチェン・カイコーら錚々たる監督陣の中で見事、アジア最優秀監督賞を受賞した石井裕也監督が、95%以上の韓国人キャスト・スタッフと共に韓国の地で挑んだ最新作が『アジアの天使』です。
アジアの天使の作品情報
『アジアの天使』は韓国先行公開という新しい形のアジア映画です。
主演は池松壮亮さん(30)。
池松さんとオダギリジョーさん(44)が演じる兄弟、注目の若手女優チェ・ヒソさん(33)演じるヒロイン。
2つの家族が出会い、新しい家族の形を模索する人間ドラマです。今年2月から3月にかけてソウルなどで撮影されました。コロナ禍が本格的に迫る直前に撮影が無事に撮了し、公開が決定しました。
池松さんと石井監督はともに、韓国で仕事を行うのは初めてということです。
アジアの天使のキャスト、スタッフ
『アジアの天使』のキャストとスタッフを紹介します。
キャスト&コメント
◇青木剛 役:池松壮亮 コメント
いつからか真実を見失った者達が、国を超え、こびりついた価値を捨て、互いを見つめ、痛みに共感し、共に旅をして、共に生まれ変わるまでについての映画です。
脚本を渡された時、震えました。
来たる新しい時代の夜明けの前に、それぞれの後悔の日々と、二度と戻らない時間を取り返しにいくこの映画の挑戦にかけてみようと思いました。
石井監督とはこれまで沢山の仕事を共にしてきましたが、そのあくなき探究心と、他者の心を想う映画作家としての力は、やはり圧倒的です。
世界が新たなステージの分断に乗り出しつつある今、誰が何と言おうとこの映画で出会い、受け入れてくれたチェヒソさんをはじめとする素晴らしい韓国キャストの方々、愛情深い韓国スタッフの方々には感謝してもしきれません。
この映画の天使がきっと、良き時代の到来を告げてくれると信じています。
◇兄 役:オダギリジョー コメント
明らかにこの作品からは石井監督の『挑戦』が感じ取れました。
ありふれた映画ではなく、何かを飛び越えてくれそうな、何か新しい感覚をくれそうな、そんな映画になりそうで、僕は喜んで参加する事にしました。監督や俳優、ほんの数人の日本人が韓国に乗り込んで行ったわけですが、コロナも含め、色んな危機を乗り越えながら、僕らは国を超えて大きな家族になれた気がしました。
◇チェ・ソル 役:チェ・ヒソ コメント
国も文化も違う人々が一緒に旅に出ました。映画という共通言語を信じてみよう。みんなでひとつの物語を作ってみよう。
その一心で毎日現場へ向かいました。
石井監督の無限の想像力と、映画に対する愛情と確信は私にとって大きなインスピレーションでした。監督の現場で私は、毎日、他の撮影現場では出来なかった数々の挑戦に出会い、新たな発見をする事が出来ました。
池松壮亮さんの映画を作る仲間に対する愛情深い、まっすぐな眼差し。オダギリジョーさんの抜群のウィットと優しさ。
一緒に映画を撮る人々を徹底的に信じて下さった三人のお陰で私は、役者としていつよりも自由に、私自身を解放することができました。
私たちは何のためにこんなに必死に生きてるんだろう。何に向かって戦ってるんだろう。常にその様な問いを抱き芝居をしてきましたが、今作を通じて、ソルと共に、私はその問いの原点に辿り着いたような気がします。
スタッフ
監督:石井裕也
脚本:石井裕也
エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕
プロデューサー:永井拓郎 パク・ジョンボム オ・ジユン
撮影監督:キム・ジョンソン
音楽:パク・イニョン
◇石井裕也監督のコメント
とびきり自由で全く新しい映画を作るためにちょっとした冒険をしました。つまらない常識は一旦全部ぶっ壊してみよう、という挑戦的な映画です。撮影期間中、コロナによって世界の状況がどんどん悪化していきましたが、スタッフたちの努力により奇跡的に無事にクランクアップできました。
日本語と韓国語と英語が飛び交う現場の中で、池松君とオダギリさんのコンビの芝居は抜群に面白く、考えてみれば日本の天才2人が韓国で兄弟を演じているだけで物凄く価値があるなと思いました。韓国人俳優たちは強烈でパワフルで純粋で、日本人には出せないオーラがやっぱり確かにありました。
別種の凄みが1本の映画の中で見られると思います。
(引用元:https://www.cinra.net/news/20200709-asianotenshi)
アジアの天使のあらすじ
ひとり息子の学(8)を持つ青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡った。日本から逃げるように。
「韓国で仕事がある」と兄から告げられていた剛だったが、兄の生活はその日暮らしで貧しく、想像していたものとは違った。ほとんど韓国語も話せない中、怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。
一方、ソウルでタレント活動を行っているが、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかないチェ・ソル(チェ・ヒソ)は、所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に心を悩ませていた。
しかし、その時彼らはまだ知らない。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち── どん底に落ちた 2 つの家族が共に運命を歩んでいき、奇跡を目の当たりにすることを・・・。
(引用元:http://www.keyholder.co.jp/dl/20200709_up_Asian%20angel.pdf?s.5f06759cd19067hef22k)
アジアの天使のネタバレ、結末や見どころは?
見どころについては、この作品はオール韓国ロケということですので、ほとんどの方があまり見たことのない背景や景色が見られるということではないでしょうか。
雰囲気も違えば、色彩も違う韓国。どんな作品が観られるのか楽しみです。
結末については原作もないためわかりません。
どん底に落ちた2つの家族がどう歩んでいくのか?奇跡とはなにが起きるのか?兄弟の絆は強く結ばれるのか?といったところが注目ですね。
アジアの天使の公開日、上映館はどこ?
『アジアの天使』の公開日についてはまだ2021年ということしか発表になっていません。
韓国で先行上映されるということですので、そちらの予定がはっきりと決まってからの発表になるかと思います。
また上映館は東京・テアトル新宿ほか全国で公開される予定です。
映画『アジアの天使』
公開:2021年
上映館:東京・テアトル新宿ほか全国
アジアの天使の口コミ評判は
『アジアの天使』の口コミや評判など、ネットの声はこちらです。



韓国韓国って韓国ネタからませれば売れるとか、注目浴びるとか勘違いも甚だしい。
最近は韓国に頼り過ぎだよね。
日本だけでは売れるものを生み出せないんだね。情けない。
そもそもチェ・ヒソもぱっとしない3流女優。

芸能を通じての洗脳と乗っ取り計画か…
大量流入の前触れか…恐ろしい。
韓国に対してあまりいい感情を持っていない方も最近の出来事を通じて多いと思うので、なかなか嬉しい声だけではありません。きっと話題になり、いい映画だという評判とかがでてくれば興味を持たれる方も多くなるのではないでしょうか。
まとめ
『アジアの天使』の上映が2021年と発表されました。オール韓国ロケということでどんな映画になるのか楽しみですが、韓国にあまりいい感情を持っていない方も多いので評判はいまいちですね。
でも芸術は良ければ必ず評判があがり人気がでますので、日本での公開を楽しみに待ちましょう!