2019年8月に公開された映画『火口のふたり』。
今回はこちらの映画について紹介をします。
映画『火口のふたり』は、原作もあるので原作についてや、あらすじやキャスト、ネタバレを紹介していきます。
この映画は「世界が終わるとき、誰と何をして過ごすか?」を考えさせられるような内容になっています。
では、さっそく紹介していきましょう。
目次
火口のふたりとは!
引用:https://movie-funs.com/kakounofutari-2398#i-10
直木賞作家・白石一文さんが男と女の極限の愛を描いた小説「火口のふたり」が原作で、2019年8月に映画化されました。
この作品では、2011年に起きた東日本大震災をきっかけに主人公が生きる意味を見つめ直す様子が描かれています。
そのなかには、男女の抑えられない感情や危険な関係性が描かれています。
原作について後程詳しく紹介しますが、作家・白石一文さんといえば、有名な作家さんですよね!
ほかにも賞を受賞した過去があります。
この作品は、いろんな意味でかなり大人な作品かと・・・
原作も映画も、ぜひ1度はみていただきたいです。
火口のふたりのあらすじは
“東日本大震災から7年後。東京で働き、自ら起業をし、それも失敗に終わった永原賢治。
賢治は何もかも失い、借金だけが残った生活を送っていた。
そんな賢治は、ある日、旧友でもあり、かつて異常な関係を持っていたことがある佐藤直子の結婚式に出席するため、地元の秋田へ帰省する。
震災後の秋田で久しぶりの再会を果たした永原と直子。
そこで、直子からの衝撃の言葉が賢治に降りかかる。
「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」
直子の言葉をきっかけに、ふたりはふたたび体を重ねあうようになる。
直子の婚約者が戻るまでの五日間。身体に刻まれた快楽の記憶と葛藤の果てに、ふたりが辿り着いた先とは?”
これが映画『火口のふたり』のあらすじです。
あらすじだけでも、惹かれますよね~
あらすじにあるように、直子には婚約者がいます。
それでも永原と身体の関係を持ってしまう・・・
永原と直子は5日間をどう過ごすのでしょうか?
そして、ふたりはどう変わっていくのでしょうか?
火口のふたりのキャストは
柄本佑:永原賢治
“僕は、荒井さんの脚本の作品に出るのが長年の夢でした。でも、荒井さんのこと、5歳から知っているから、現場は恥ずかしいなって思っていました。昔から知ってくれている安心感と、荒井組の作品に出られる緊張感がある不思議な感覚です。ひとつの夢がかなった感じ。僕の中ではメモリアルな作品になりました。”
インタビューにて、「ひとつの夢がかなった感じ」と明かした柄本さん。
男女のシーンが多いことが少し恥ずかしかったようですね。
でも、映画ではそれをまったく感じさせずに演じています。
さすがプロですね!
瀧内公美:佐藤直子
“やっぱり、荒井さんの脚本、言葉を口にできるのがうれしいことでしたし、どういうことをやればいいか、そのプロセスがしっかり書かれているのでやりやすかったです。あとは、少人数だったので、皆さんと密な関係を作れて、ふたりでしっかりお芝居をするということができたのが私の中ではとても大きな経験になりました。楽しかったですし、もう一回やりたいな、って思うくらい大事な作品です。”
柄本さんと同様、荒井監督の作品に出演できたことがとても嬉しかったようですね。
とても際どいシーンがあるのですが、それでももう1度やりたいと思えるのは、それだけ素敵な作品だからでしょう。
柄本さんも瀧内さんも、荒井監督を尊敬していることがとてもよく伝わってきます。
荒井監督は日本映画大学で教授も務めている方なので、日本の映画界の中では“重鎮”と言っても過言ではないでしょう。
脚本家でもあり、監督でもある荒井監督の作品をこれからもたくさんみせていただきたいですね!
火口のふたりのネタバレ、結末は?
“深くお互いの体を堪能している2人。
「この五日間の俺たちは、いわばヤケクソだったのだ」
賢治はそう回想する。
性器が腫れ上がるほどセックスに没頭し、セックスと食事をひたすら繰り返す。
賢治と直子は、あるがまま、なすがままに時間を過ごしてくのであった。
そして、突然の富士山の噴火。
震災を経験し、日本最大の活火山の噴火により、日本は壊滅状態に再び陥る。
明日の見えない絶望的な状態に陥ったとき、人間は本能的に生きるのか。
セックスで肉体的、精神的に満たされたいという欲求を解放し、この行為に没頭してしまうのであった。”
2人にとっては、かなり濃厚な5日間となったでしょう。
日本が壊滅的な状況になり、絶望的な状況に陥ったときでもこの行為に没頭してしまう・・・
それが2人の本能だったのでしょう。
普段は何気なく過ごしていますが、実際に自分が明日すら見えない絶望的な状況に陥ったら、何をするのでしょうか。
そんなことを考えさせられる映画です。
火口のふたりの原作は?
映画『火口のふたり』は、白石一文さんの小説「火口のふたり」がそのまま映画化されています。
原作者である白石一文さんは、2009年に「子の胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、2010年には「ほかならぬ人」で直木賞を受賞されている方です。
白石一文さんの小説が映画化されるのは『火口のふたり』が初めてでした。
この作品はとにかくセクシーというか、エロいというか・・・
白石一文さんにしか書くことのできない世界だと思うので、ぜひ1度は白石一文さんの作品に触れてみてください。
火口のふたりの原作を今すぐ読むには?
映画『火口のふたり』の原作は、U-NEXTから読むことができます。
登録は簡単なので、今すぐに読めます!
また、U-NEXTは31日間無料体験期間が設けられているので、その期間内に解約をすると無料です。
小説だけではなく、映画やドラマ、アニメ、漫画など作品が豊富に揃っているので、ぜひ利用してみてください!
火口のふたりの口コミや感想
#火口のふたり
凄いのを見たなぁ😃
これをただのポルノ作品だって思う人もいるんだろうなぁ😢
この作品をポルノ作品だって批判的になると俳優さんたちもこういった作品に否定的になってしまいますよね💦
キネマ旬報などで評価されてるのは素晴らしいです👍
作品を見た女性の意見も聞きたいですね✨ pic.twitter.com/Yudq6cHAKe— トモ (@tomo12042301) February 5, 2020
火口のふたりを観ました。
多分自分に照らし合わせたりしたくなると思うんですけど、年上の男性とばかり付き合ってきたので、はあ…みんなおじいちゃんになってるな…としっとりした気分になりました。 pic.twitter.com/sOHgxtbvT0— yayoi (@yayoi07844972) February 2, 2020
火口のふたり、食事と生活とセックスが並列に描かれていて、息詰まるような小さな世界に2人がどんどん篭っていく湿気がめっちゃ良かった。セックスしたあと世界がキラキラするなんてことはない、ただ日時会話を交わすだけのふたり。食事を作ってふたりで食うのとそれは同じこと。
— スミチョフ a.k.a Honey Bunny (@Aa_nan) January 30, 2020
火口のふたりを観た後に瀧内公美さんのあの涙を観たらもらい泣きしてしまいました。とても良かった映画。意外と笑いが多くて、観終わってスッキリするというのもわかる。
— 🗻° (@pujimmy___) February 2, 2020
とても評価が高いようですね!
主演のお2人の熱演ぶりも話題になっています。
まとめ
今回は映画『火口のふたり』について紹介させていただきました。
いろいろと考えさせられる映画でもありますが、笑えるシーンもあるので、気が重くなることはありません!
ぜひ1度は観ていただきたいです。
原作を読みたい方はU-NEXTで今すぐ読むことができるので、ぜひ利用してみてください。