今回は、大ヒット上映中の映画『パラサイト半地下の家族』について紹介します。
カンヌ国際映画祭では最高賞を受賞した作品でもありますので、かなりオススメできる映画となっています。
タイトルだけでもう、人の心を引きつけるなにかがありますよね~!
ではさっそく紹介を始めていきましょう。
目次
パラサイト 半地下の家族とは
“カンヌ国際映画祭では、審査員満場一致で[最高賞]パルムドールに輝いた『パラサイト 半地下の家族』。タランティーノ、ジャームッシュら名匠の話題作を抑え、韓国映画として初の同賞受賞という歴史的快挙を成し遂げた。その後も各国の映画祭を席巻。第92回アカデミー賞®国際長編映画賞韓国代表にも選出され、受賞が有力視されている。メガホンを取ったのは『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』など、世界がその才能を絶賛する若き巨匠ポン・ジュノ。本作では、あらゆるジャンルを完璧に融合させながら、いま世界が直面している貧富格差への痛烈な批判をも内包した、超一級のエンターテインメントとして描き切った。韓国動員1,000万人突破、フランス動員150万人突破、香港・台湾では歴代パルムドール受賞作品において最多動員数を記録。さらには6か国で韓国映画の動員記録を塗り替えるなど、全世界で爆発的盛り上がりをみせる傑作が、いよいよ日本に上陸する。”
引用:http://www.parasite-mv.jp/introduction.html
審査員満場一致での、カンヌ国際映画祭の最高賞の受賞ということで、100%面白い映画だということは間違いないでしょう。
普段は韓国映画にあまり触れる機会がない方にも、ぜひ観ていただきたい映画です。
この映画は一言で表すことはできないのですが、それがこの映画の素晴らしさであり、魅力なのだと思います!
パラサイト 半地下の家族のあらすじは
“過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。
“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。
「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。
パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“ 高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく——。“
ただただ普通の暮らしがしたい、そんな思いを持つ家族の話です。
さらにもうひと家族、真逆の暮らしをする家族が登場します。
こんなストーリーの映画は他にはないかと。
そして半地下の家族を見ていると、自分の暮らしについて、幸せだな~と思うこともできます。
当たり前のように整っているネット環境にも、ありがたさを感じます・・・
パラサイト半地下の家族のキャストは
ソン・ガンホ:キム・ギテク
“全員失業中!貧乏気ままな、4人家族の大黒柱”
チャン・ヘジン:キム・チュンスク
“甲斐性なしの夫に喝!元ハンマー投げのメダリスト。ギテクの妻”
チェ・ウシク:キム・ギウ
“大学入試に失敗し続けている“受験のプロ” ギテクの長男”
パク・ソダム:キム・ギジョン
“予備校に通えず、スキルだけが上達!美大へ行きたいギテクの長女”
パク・ソジュン:ミニョク
“ギウの友人“エリート”大学生”
イ・ソンギュン:パク・ドンイク
“サクセスストーリーの象徴!誰もが尊敬するIT企業の社長”
チョ・ヨジョン:パク・ヨンギョ
“美しく、純真 若くて“シンプル”なパク社長の妻”
チョン・ジソ:パク・ダヘ
“高校2年生、気を引きたいお年頃…パク社長の娘”
チョン・ヒョンジュン:パク・ダソン
“お気に入りは、トランシーバー
奇抜で感度の高いパク社長の息子”
イ・ジョンウン:ムングァン
“家のことは誰よりも熟知!
パク一家から全幅の信頼を寄せられる家政婦”
2つの家族と家政婦さんの紹介をしました。
家政婦がいる生活なんて憧れますね~!
でも意外と落ち着かないかもしれないですね・・・
画像引用:http://www.parasite-mv.jp/cast.html
パラサイト 半地下の家族のネタバレ、結末は?
ここからはネタバレがあるのでご注意下さい。
正反対な家族が交差した先には一体なにが待ち受けていたのでしょうか?
この映画の結末は衝撃的すぎるので、世界中で“ネタバレ禁止運動”が広がっています。
映画全体では、韓国の格差社会を皮肉っています。
2つの家族には格差がありすぎるのです。
笑えるシーンもたびたびあるので、構えてみる必要はありません!
家族全員失業中のギテク一家は、全員でパク家に就職します。
父はドライバー、母は家政婦、息子は家庭教師、娘は美術の先生。
しかし、4人が家族であることはバレてはいけないのです。
ある日、パク一家はバカンス旅行へ出かけます。
そのとき、ギテク一家はパク家のいない大豪邸でやりたい放題です。
しかし、パク家がバカンス中の間にトラブルが発生します。
大雨が降り、大洪水が起きてしまうのです。
パク家の大豪邸は高台にあるので心配無用なのですが。
そこに家政婦だったムングァンが現れ、
「忘れ物をした」と言い、4年間地下室に閉じ込められた男の存在を明かすのです。
その男はムングァンの夫であり、パク一家すら知らない場所で豪邸に規制して生活していました。
ムングァンとその夫はこれからもパク家に居座ろうとするのです。
もちろんギテク一家もこの生活をやめたくありません。
写真を撮られて脅されてしまうのですが、4対2ということもあり、何とか2人を拘束しました。
その後、パク一家から帰宅するとの連絡があり、急いで家を片付け、隠れて、間一髪で豪邸を脱出します。
ラストのシーンは、パク一家の息子のインディアンパーティーです。
実は息子にはトラウマがあります。
“誕生日ケーキ”が怖いのです。
昔、夜中にケーキが食べたくなってキッチンに行ったときに、ムングァンの夫をたまたま見てしまい、未だに幽霊だと思い込んでいるのです。
そんなトラウマを克服させようと、パクはギテク一家を誕生日パーティーに招いたのですが、悲劇はここで起こるのです。
ギウは石を持ち、地下室の2人を殺そうとするが反撃され・・・
ムングァンの夫はギテクの娘を刺し・・・
最後はパクも刺されてしまいます。
パクが殺されたのは、ギテクの怒りが爆発したせいです。
パクは、ギテクたちの臭いに敏感だったのです。
最後の最後には貧乏人同士の殺し合いとなります。
そしてこの映画でわかったことは、どれだけ裕福な生活をしようとも貧乏臭さはとれないということです。
大豪邸で働こうが、人間の底の部分は変わっていないのです。
ギテクは行方不明となり、世の中では蒸発したことになりますが、実は地下室に入って住んでいるのです。
しかしギウは、いつかお金持ちになって父親が隠れている地下室がある大豪邸を買うことを心に誓うのです。
こういう結末ですが、どう思いましたか?
衝撃的にもほどがありますよね・・・
まさかの殺し合いだなんて・・・
結末を知っていても映画を楽しむことができるので、ぜひ1度自分の目で映画を観てみてください!
ポン・ジュノ監督作品紹介
『パラサイト 半地下の家族』の監督を務めたポン・ジュノ監督の作品をみていきましょう。
ポン・ジュノ
引用:https://eiga.com/person/67222/
“1969年9月14日、大韓民国・大邱出身。
「ほえる犬は噛まない」で劇場長編デビュー。その後、「殺人の追憶」、「グエムル-漢江の怪物-」、「母なる証明」など鋭い視点で社会を切り取り、人間の内面を炙り出す傑作を次々と発表。国際的に高い評価を得る。
「スノーピアサー」、「オクジャ/okja」と国際的作品を経て、最新作「パラサイト 半地下の家族」(2020年1月、日本公開)で、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。”
作品:
『ほえる犬は噛まない』
『殺人の追憶』
『TOKYO!』
『母なる証明』
パラサイト 半地下の家族の口コミや感想
『パラサイト 半地下の家族』を観賞。
裕福な家族に寄生していく貧しい家族を描く。ユーモラスかつグロテスクに描かれるのは韓国社会への痛烈な批判。半地下で溺れながら生きる彼らを誰が責められるのか。夢中で観終えたあとに残るのは身体にできた無数の傷。これはもう面白いとしか言いようがない。 pic.twitter.com/tOwL3Lxm8G— 趣味のいい生活 (@littlelennoncom) February 2, 2020
パラサイトやばい。純粋にエンタメ映画として今年一かもしれない。このままアカデミー作品賞取ってくれないかな。あえて何も感想は言いませんが、最高だからみんな見て。 pic.twitter.com/Za8ErTaiQ2
— おめが (@PedkQ) February 5, 2020
「パラサイト」
全く想像できない自分が見た事ない映画。
こんな奇想天外な映画は初めてだった。
事前情報は韓国と地下だけの状態でみたこの映画は面白いの一言。
韓国映画自体初めてだったほで新しい扉を開いてくれたパラサイトに感謝!#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/Ikjg6X1whV— アンリ@映画垢 (@anri000728) February 2, 2020
今日は娘と
‘パラサイト 半地下の家族'
観てきました😃ずっと気になってて、アミ友にも
勧められたのでね😊
初めて劇場で観る韓国映画☆。.:*・゜
途中からずっとドキドキしっぱなしで面白かったー!!😱😆👍#パラサイト半地下の家族 pic.twitter.com/jGD8PTorHV
— じゅん⁷ (@_junjim_jm) February 6, 2020
こんなにたくさんの人が「面白い」と口を揃えて言う映画はなかなかないのではないでしょうか?
本当に一言では表しにくい映画なのですが、表すとしたら「面白い」なのです。
色んな意味での面白いです!
まとめ
今回は大ヒット上映中映画『パラサイト 半地下の家族』を紹介しました。
結末を知ってしまっても十分に楽しめる映画なので、ぜひご覧ください!