今回は、諸手船神事(美保関神社)2020 の開催日程、混雑状況や見どころについてご紹介したいと思います!
諸手船神事とは
諸手船神事とは、島根県松江市の美保神社で12月3日(古くは陰暦11月中の午の日)に行われる祭礼のことです。
事代主神(ことしろぬしのかみ)が父大国主命に国譲りを勧め、八重青柴垣を造り船をこいで隠れたという伝説による神事で、諸手船の漕艇などが行われます。
行事は12月1日から始まります。
美保神社氏子の頭(とう)組織は複雑で、頭屋、客人頭(まろうどかしら)、一年神主、それらを全部すませた上官(じょうかん)などがあり、その人々が祭りをとりしきります。2日の宵祭りには、ゴスギ(甘酒)なども献じられ、司の舞、巫女舞が奉納されます。
3日の当日は、午前中、新嘗祭(にいなめさい)があり、午後、諸手船の神事に移ります。
関係者は、客人社に参拝し、9人ずつ、二手に分かれて諸手船に乗り、美保関港へこぎだします。
2隻は互いに水をかけあいながら、港内を巡り、その後、へサキにたててあるマカツという飾りをもって、本殿まで競走します。
どちらが先に神前に捧げるかによって優劣を競うわけです。これを迎える宮司と問答を行い、神事を終わります。
なんだか文章だけ読むと難しい感じですが、互いに水をかけあいながら舟をこぐ姿は圧巻ですし、とてもかっこいいです!
ぜひ、生で見て体験していただきたいと思います。
目次
諸手船神事(美保関神社)2020の開催日程・時間
開催日程、時間について見ていきましょう。
諸手船神事は、毎年12月3日に行われています。2020年だと木曜日ですね。
時間についてはだいたい以下のような時間で行われています。
0時⇒トーメー(港内で祭りが始まることを告げる儀式)
12時⇒客人社祭(まろうどしゃさい)(一般には非公開です)
13時半⇒神社神殿 諸手船神事本祭開催
14時頃⇒宮灘 諸手船に乗船(3度競漕する)
その後、應答祝言(おうとうしゅうげん)(再び3度競漕)
神事 直會(なおらい)
諸手船神事(美保関神社)2020の開催場所
開催場所がこちらです。↓
〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608
松江市の美保神社境内および美保関漁港で開催されます。
諸手船神事(美保関神社)2021のアクセス方法
1、電車でのアクセス
JR境港駅から美保関コミュニティバスに乗り換え⇒「美 保神社入口」で下車
2、車でのアクセス
- 関西方面からのアクセス
米子道「米子IC」で降りる⇒国道431号線「境水道橋 入口交差点」で県道2号線に入る⇒美保神社
- 九州方面からのアクセス
松江だんだん道路「川津IC」で降りる⇒国道431号線 「境水道橋入口交差点」で県道2号線に入る⇒美保神社
※飛行機でアクセスする場合は、米子鬼太郎空港や出雲空港が便利です。
諸手船神事(美保関神社)2021の混雑状況と臨時駐車場情報
諸手船神事の混雑状況についてですが、今年は開催が木曜日なので週末のような混雑にはならないかと思います。
しかし、この神事のファンの方、アマチュアカメラマンや民俗学、宗教学、神話学を研究している人たちも全国から訪れる様な祭りなので、そこそこの混雑具合にはなると予想されます。
今年は、新型コロナウイルスの影響もあり、たくさんの催しものが中止となっています。
今回の神事についても、12月初旬の感染状況によっては、感染防止のために、例年と違った措置がとられたりする可能性がありますので、注意が必要です。
また、臨時駐車場の情報については、以下のようになっています。
- 無料臨時駐車場
場所:美保歴史・生活体験資料館前のグラウンド(松江市美保関町美保関1661-1)
※美保神社のすぐ手前です。
時間:9時~17時
諸手船神事(美保関神社)2020の見どころ
諸手船神事の見どころはやはり、海水をかけあいながら港内を巡って競漕するところでしょう。
海上での海水の掛け合いはとても迫力があり、くぎ付けになってしまうでしょう。
海に入っていくところは祭りの由来となった事代主命が美保関で釣りをしていた時、国譲りを求めて大国主大神の使者が諸手船でやって来たことを再現しているそうです。
太鼓の音に合わせ威勢の良い声を上げ海へと漕ぎ出していく姿は、とても男らしく、かっこいいです!
諸手船神事の様子は、現場を撮影した写真を見ているだけでも迫力が伝わってきますので、生で見たらその迫力に驚くことでしょう。
感動と興奮を味わいたい方はぜひ、足を運んでみてください。
クライマックスは13時半~14時頃なので、その時間を狙って見に行きたいところですね。
まとめ
今回は、美保関神社の諸手船神事について調べました。
迫力ある男たちの姿をぜひ、生でご覧ください!
今年は、新型コロナウイルスの影響で自粛生活を余儀なくされ、気分が沈んでしまった方も多いと思います。
こちらの神事では、そんな沈んだ心を吹き飛ばしてくれるような圧巻の姿を目にすることができるでしょう。
歴史的なところも少し勉強していくと、さらに感動することができるかもしれませんね。
興味を持たれた方はぜひ、少し調べてみてから出かけてみるといいでしょう。