8月27日(木)午後5時15分ごろ、兵庫県神戸市西区岩岡町のプラスチック工場で火災が発生しました。
「プラスチックの製造過程で、有機溶剤に火がついた」との通報があり、消防車22台が駆け付け消火活動にあたりましたが、およそ400平方メートルを全焼。
今回は、神戸市西区岩岡町のプラスチック工場での火災について、火災当時の様子や出火原因などを詳しく調査していきましょう。
プラスチック工場では、このようなことがないようにと安全を考慮されているはずなのですが、どうしてこのような火災が起きてしまったのでしょうか?
では、さっそく本題に入っていきましょう。
目次
神戸市西区岩岡町のバン工業で火事の概要、経緯
“27日午後5時15分ごろ、神戸市西区岩岡町古郷のプラスチック加工会社「バン工業」の工場建物から出火、約400平方メートルを全焼した。出火当時、建物にいた従業員3人は逃げて無事だったが、消防隊員2人が気分が悪くなり、軽症。
同市消防局によると、プラスチック製品の製造で使用する有機溶剤に着火したとみられる。現場は第二神明道路に近く、工場や住宅が立ち並ぶ地域の一角。建物からは黒煙が上がり、警察官が付近の住民に一時避難を呼び掛けた。近くに住む男性は「化学的なにおいがする煙が立ちこめ、爆発音もした」と驚いていた。”
引用:https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202008/0013640943.shtml
火災が発生したのは、神戸市西区西岡町のプラスチック加工会社「バン工業」の工場建物。
27日午後5時15分ごろ「プラスチックの製造過程で、有機溶剤に火がついた」と工場から119番通報がありました。
すぐに22台もの消防車が駆け付け消火活動にあたりましたが、炎は大きくなるばかりで、最終的にはおよそ400平方メートルの建物が全焼してしまいました。
プラスチック工場には人間な有害な物質もあるため、このようなことが起こらないように注意深く作業が行われているはずです。
今回の火災でけが人はいなかったものの、消防隊員2人が気分が悪くなり、軽症。また、工場周辺には化学的なにおいのする煙が充満していたようです。大変危険な状況だったことは確かでしょう。
起こるはずのない火災がどうして起きてしまったのか、出火原因が気になるところです。本来であれば、こうならないように想定して作業が進められていたはず。きちんと日頃から安全面が考慮されていたのかは何とも言えない状況ですね。
神戸市西区岩岡町のバン工業で火事の場所は?
今回火災が発生した場所は、神戸市西区岩岡町にあるプラスチック工場「バン工業」です。
住所:〒651-2404 兵庫県神戸市西区岩岡町古郷1506-4
「バン工業」周辺には、住宅や工場が立ち並んでいます。
「化学的なにおいがした」との情報通り、空気には体に害のある物質が含まれていた可能性があります。このことから火災当時、警察官は付近の住民に一時避難を呼びかけたとのこと。
火災によって、付近の住民が体調不良になったとの情報はありません。
神戸市西区岩岡町のバン工業で火事の出火原因は?
出火原因について調査が行われた結果、プラスチック製品の製造で使用する有機溶剤に着火したとのことです。しかし、有機溶剤には引火性があるため、有機溶剤を扱う工場では必ず火の気がないようにされているはず。
現時点では「静電気」で発火してしまった可能性が考えられるでしょう。プラスチックは帯電しやすいため、注意が必要なのです。
そもそも「有機溶剤」とは何か、あまり詳しく知られていない部分もあるかと思いますので簡単にご紹介させていただきます。
物質は、有機物と無機物の2種類に分けられ、炭素・酸素・水素を中心とした化合物が有機物と呼ばれています。有機溶剤は有機物に分類され、炭素・酸素・水素を中心とした常温で液体の物質です。また、特有のにおいがあり、引火性があることが特徴です。
一体、有機溶剤にはどんな害があるかというと・・・
・皮膚と液体がくっついた場合、肌に痛みが生じる
・毛細血管から血液中に入った場合、全身に回る可能性がある
などです。また、長期にわたり反復吸収された場合は特定の期間に障害が起こる可能性もあり、とにかく体にとっていい物質でないことは確かなのです。
そんな物質が一時的にでも出火場所付近に充満したと思うと、大変恐ろしいですね。
当時の状況動画画像は
近くで火事にゃ…
風の音とか雑音あるにゃ
見る時ミュートで pic.twitter.com/IfSxoM6EDy— 獣耳モフモフ@どこかのゲームに出没中 (@kemonomimi77) August 27, 2020
岩岡ヒラキ南側で工場が火事!
高速も混み出すかも。
皆さんご安全に…#火事#岩岡#ヒラキ#第二神明#西区 pic.twitter.com/3HoO4PvmL3— 舞鼓Lunkers (@big_get) August 27, 2020
岩岡ヒラキ南側で工場が火事!
高速も混み出すかも。
皆さんご安全に…#火事#岩岡#ヒラキ#第二神明#西区 pic.twitter.com/3HoO4PvmL3— 舞鼓Lunkers (@big_get) August 27, 2020
帰り道消防車通るしヘリとんどるしなんやろ思たら工場?火事や~~~ pic.twitter.com/TxX807Z1tK
— まほ (@maaaho156) August 27, 2020
プラスチック工場からの火災だと知れば、恐ろしさが倍増するのも当然のことでしょう。
このような火災が相次いでしまうと全国のプラスチック工場の信用がなくなってしまうので、これを機にさらに安全を考慮しながら作業を進めていただきたいですね。
被害情報は
今回の火災では出火場所であるプラスチック工場「バン工業」の建物およそ400平方メートルが全焼しました。
従業員は無事に避難し、けが人はいなかったとのことです。
ただ、消防隊員2人が気分が悪くなり軽傷を負いました。
無事に回復されることを祈るばかりです。
目撃者のネット反応
寿司取りに行く途中、ヒラキ前の工場が火事で通行止め…
回り道して寿司を回収して
裏道の裏を通って帰宅…
あの周辺しばらく動かんぞ(’;’)
とんでもない渋滞やった— moso (@hujimoso) August 27, 2020
ヒラキの近場にまた火事!?
— りすけ (@Squirrel_k02) August 27, 2020
岩岡ばり火事やけど無事?
— マリナ (@____takowasa) August 27, 2020
まとめ
今回は、兵庫県神戸市西区岩岡町にあるプラスチック工場「バン工業」での火災についてまとめさせていただきました。
有機溶剤に着火したとのことで危険な状況であったことは確かですが、けが人がいなかったことに安心しました。
日常生活の中でも火や電気を使用している限り火災が起きてしまう可能性はあるので、日頃から火の扱いには十分に注意していきましょう。