4月22日、東京都墨田区にある都立墨東病院で医師や患者が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになりました。
すでに感染者は39人にのぼり、これは院内でクラスターが発生しているといえるでしょう。
医療機関は日に日に状況が悪化しています。
今すぐにどうにかしなければいけない状況なのですが、何か出来ることはないのでしょうか?
今回は、東京都墨田区・都立墨東病院でコロナの感染が拡大している件について詳しく調査していきましょう。
では、さっそく本題に入っていきましょう。
目次
都立墨東病院で院内クラスター発生の概要
“新型コロナウイルスをめぐり、院内感染が起きた疑いが強い、都立墨東病院では21日、新たに医師や患者ら12人の感染が確認されました。
新たに感染が確認されたのは、都立墨東病院の医師7人のほか、事務職員2人と、救命救急病棟に入院していた患者ら3人の合わせて12人です。医師の感染が確認されたのは、はじめてです。
墨東病院の上田院長は会見で、患者の感染が確認された救命救急センターについて、21日夕方から当面の間、新規患者の受け入れを停止したと発表しました。
上田院長は、「救命救急センターを閉じるのは、地域医療に影響が出るので避けたいと考えていたが、院内感染の可能性が高く、残念だが閉じることにした」と説明しました。
墨東病院での感染者は、これで39人となり、このうち入院患者1人が死亡しているほか、職員およそ140人が自宅待機となっています。”
引用:https://www.news24.jp/articles/2020/04/22/07629989.html
今、全国各地のたくさんの病院で院内感染が拡大しています。
都立墨東病院では、新たに12人の感染が確認され、そのうち7人は医師、事務職員が2人、入院している患者が3人です。
7人もの医師が新たに感染してしまうというのは、非常に恐ろしい展開かと思います。
これまでにも感染者は27人でていたので、合わせて39人が感染したということになりました。
感染した39人のうち、1人が死亡しているようです。
新たに感染した患者は救命救急病棟に入院していた患者のようで、当面の間新規患者を受け入れないと発表がありました。
もちろん病院内でも非常事態なのですが、病院でのコロナ感染拡大が相次いでしまうと、コロナ以外での救急の患者さんが病院へ行くことも難しくなってくるでしょう。
実際に、コロナの感染が確認された病院は、患者の受け入れを停止してしまうケースもあるでしょう。
なかなか今まで通りに受診させてくれる病院はないですし、こちらとしても体調が悪くてもコロナ感染者がいる病院には行きづらくなってしまいます。
コロナ感染拡大により、日常生活のあらゆるところで変化が数多くあり、心身ともに厳しくなってきました。
都立墨東病院での感染者は?
22日に新たに発表された感染者は12人です。
医師が7人、事務職員2人、救命救急病棟に入院していた患者が3人です。
都立墨東病院は、コロナに感染した職員の詳細を発表しています。
これまでにも職員が16人感染しているので、職員17~職員25までが新たに感染した職員です。
職員17:40代女性・外科医師・症状なし
職員18:50代男性・外科医師・症状なし
職員19:30代女性・外科医師・症状なし
職員20:30代男性・外科医師・症状なし
職員21:30代男性・外科医師・症状なし
職員22:20代男性・外科医師・症状なし
職員23:30代女性・内科医師・症状なし
職員24:40代女性・救急診療科医師事務作業補助者・症状なし
職員25:50代女性・救急診療科医師事務作業補助者・症状なし
都立墨東病院内で感染した職員全員、症状がないということです。
コロナの恐ろしいところのひとつは、症状がでない人もかなり多いということでしょう。
だからこそ感染したことを自覚しないまま、人と接触し広がってしまうのです。
都立墨東病院のコロナ感染者の感染経路や濃厚接触者は?
感染経路は、おそらくこれまでに院内で感染した職員や患者からでしょう。
都立墨東病院ではすでに140人の職員が自宅待機となっている状態ですが、新たに感染が確認された職員らと接触した職員もいるようです。
都立墨東病院では、救急センターに従事する職員・陽性者と接触の可能性がある職員のPCR検査を実施すると発表しています。
この状況から考えると、症状がでていないだけですでに感染している職員がほかにもいるような気がしてしまいますね・・・
都立墨東病院とは?
“三次救急医療を含む「東京ER・墨東」や周産期医療など複数のセンター的医療を担い、区東部保険医療圏を中心に区部全域を対象にした広域基幹病院としての役割を果たします。”
引用:https://www.byouin.metro.tokyo.lg.jp/
救急医療や周産期母子医療などに力を入れている病院のようです。
また、高度・専門的な感染症にも実績があるようで、マラリア等輸入感染症の治療では国内トップクラスです。
がん医療にも特化し、診療科目も小児科から歯科や精神科など多数設置されているので、日頃から患者は非常に多いでしょう。
都立墨東病院の場所は?
都立墨東病院の場所はこちらです。
東京都立墨東病院
住所:東京都墨田区江東橋4丁目23−15
院内クラスターで救命救急受け入れを停止!
今回医師や事務職員が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたため、都立墨東病院は、当分の間救命救急センターの新規患者の受け入れを停止することを発表しました。
これまで数多くの患者を受け入れ、現在も入院中の患者はたくさんいるようですが、ここで新規患者の受け入れを停止するというのは妥当な判断かと思います。
もちろん影響がでないわけはありません。
しかし、これ以上感染が拡大し、現在勤務している職員や患者が危険にさらされるのは良くないかと思います。
実際にもし受け入れを続行した場合、新規患者が感染してしまうリスクも非常に高いのです。
受け入れても安全な場所に入院させてあげることはできないので、この判断は現時点では1番妥当かと個人的には思います。
ネットの反応
おおぅ、墨東病院、救急も受け入れ中止か……事故とか遭ってらんないな……(´Д` )
— たぐじゅん(現・やまじゅん) (@tagujun) April 22, 2020
墨東病院がER休止って、これを医療崩壊と言わずして何と言う。
— (@unycom) April 22, 2020
墨東病院、お医者さんや医療スタッフの院内感染でちゃったか。
いままで踏ん張ってくださってたものなあ。
仕方ないと私は思う。救命救急クローズなので東京東部のERは閉鎖。
— Chiezo (@Chiezo_Uogin) April 22, 2020
都立墨東病院の救命救急センターが受け入れ停止、救急外来なども一部受け入れ停止。
コロナ陽性者受け入れは継続するが、墨田区、江戸川区、江東区の三次救急(命を救う最後の砦)の病院のため、非常に影響が大きい。
特にその3区の区民はコロナ以外の病気、怪我に十分注意しないと。特に子供と高齢者。— だ。 (@dark__mafia) April 22, 2020
墨東病院が救急受け入れ断念って都民の人にとってはとてつもなくデカいニュースな訳だが、何故にこれ程報道されないの? 墨田、台東、足立、葛飾あたりの急病人が行き場なくなる事態になる。永寿の状況もあるし、23区東部で医療崩壊起こりかねんぞ
— とよ (@toyoreds) April 22, 2020
まとめ
今回は東京都・都立墨東病院内で新たに12人が新型コロナウイルスに感染した件についてまとめていきました。
都立墨東病院がたくさんの人にとって大きな存在だということを痛感しました。
“医療崩壊”とは、こういうことなのかとも思いました。
いつになったら元の日常が戻ってくるのか、本当に先が見えません・・・
とにかく今は感染予防をしっかり行いましょう。
新型コロナウィルス関連
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(一部噂や推測などが記事中にある場合もございますが、ご容赦して下さい。)
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